令和元年
記:皇紀2679年(平成31年・令和元年)4月15日
4月1日、政府は新元号『令和(れいわ)』を発表しました。
神武天皇へ遡ること2679年、聖徳太子縁の『大化』から数えて248番目の元号になります。
徳川幕府終焉により怒涛のように押し寄せた西洋文化。それを飲み込み消化し、一大改革を成し遂げた『明治』
わずか15年と短かったとはいえ文化的爛熟を重ねつつ、第一次世界大戦と関東大震災という激動を乗り越えた『大正』
第二次世界大戦とそこからの復興、それに続く奇跡的な発展を成し遂げた『昭和』
大きな戦争こそなかったものの、経済的な失速ばかりか東北の大震災と原発事故という未曾有の危機に直面した『平成』
振り返れば明治以降、一度も平穏無事な時代はなかったのですが、どの時代も我々庶民は戸惑いながらもしたたかに生き抜いてきました。
これから始まる令和はどのような時代になるのでしょうか……それは我々次第でしょう。ハンドルは我々が握っているのですから。
政府や政治家を貶め文句をいうことで溜飲を下げるのはもっとも手軽なストレス解消法ですが、それでは何も解決しません。政治家が頼りなければ、我々国民こそがしっかりと前を見据えてハンドルを操作したいものです。
あなたの国があなたのために何ができるかを問わないでほしい。 あなたがあなたの国のために何ができるかを問うてほしい。
35代アメリカ大統領J・Fケネディの就任時の演説の一部です。
日本の新しい時代に半世紀以上も前のアメリカ大統領の言葉というのも変な取り合わせですが、今こそ日本人はこの言葉を噛みしめるべきではないでしょうか。誰かのせいにするのではなく、自分たちで道を切り開く。過去、激動を乗り越えた先人たちがやってきたことです。現代人も少しは根性見せたいじゃないですか。
令和という時代を、平成よりも昭和よりも大正よりも明治よりも良き時代にするために。
いつか子どもや孫たちが振り返ったとき、『令和っていい時代だったな』と言ってもらえるように。
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