『平成天皇』という呼び方がNGなワケ
皇紀二六七九年/令和元年皐月(さつき・五月)一日
私は昨日譲位された明仁上皇陛下を、ご在位中にうっかりと『平成天皇』とお呼びしたことがありました。ときどきマスコミでもこうした表記を目にすることがありますが。そのたびに窘められていたわけですが、ついぞ『なぜNGなのか』を調べていませんでした。
そんな私の前にツイッターから素晴らしい情報が流れてきたのでご紹介します。
たられば(@tarareba722)さんのツイートでは次のように紹介されています。
公共性が高いと判断して、日本雑誌協会から各社に届いた「5月1日即位で変わる天皇・皇族の呼称についての注意点」を要約し転載しておきます。
— たられば (@tarareba722) April 30, 2019
1)4/30午後5時から退位の儀式が宮中で行われるが、呼称が切り替わるのは5/1の午前零時から
2)「平成天皇」という呼称は諡(おくりな)なので絶対にNG
これでNGな理由が理解できました。
『平成天皇』という表記は『諡(おくりな)』にあたり、これは『死後につけられる名前』であるためにNGなのです。つまり崩御されている『昭和天皇』はOKですが、ご存命の陛下を◯◯天皇とお呼びするのは失敬の上に不敬が重なるようなものなのですね。
自分の無知さに開いた口が塞がりませんが、この記事をもってお許しいただけると助かります。